核酸がシミや肌の老化防止・若返りに効果的なワケ

核酸の持つシミや肌の老化防止・若返り効果を徹底解説

免疫と核酸

人は免疫低下を起こすと風邪をひきやすくなったり、様々な病気を引き起こしたりします。免疫の低下は、健康な人でも体内で毎日約120～150個ほど生まれると言われているガン細胞をも活発化させてしまう要因になるようです。免疫を高め身体を病気から守る免疫細胞は小腸に集中していて、身体の外から侵入してくるウイルスや細菌、身体の中で増殖するガン細胞に抵抗する働きがあります。したがって病気に負けない身体を作るには、小腸の免疫機能を高めることが大切です。

小腸の免疫機能を高める方法の一つに、小腸内に3千万本あると言われる絨毛をよい状態に発育させるというのがあります。よい状態の腸内は絨毛が毛先の整った歯ブラシのように整然と並び、ウイルスや細菌が体内に吸収されるのをブロックします。逆に絨毛が発育不良になってしまうと絨毛と絨毛の間に大きな隙間ができ、病原菌などが侵入しやすくなってしまうのです。

小腸はもともと新陳代謝が活発なところですが、核酸の働きにより細胞分裂が促進されると絨毛が正常な状態に整います。こうして核酸が小腸の環境を整えることで病原菌が体内に侵入することを防ぎ、免疫力を高めてくれます。

老化と核酸

古来より老化に関する研究が行われており、近年では人の寿命は遺伝子により決められているという説が有力です。一説によれば遺伝子にプログラムされている人の寿命は120歳と言われています。身体を構成する60兆個の細胞すべての遺伝子に「120歳まで生きられる」と書き込まれているということです。

しかし実際には、120歳まで健康で生きられる人は少ないでしょう。これは発がん性のある食物や薬、紫外線や排気ガス、ストレスなどで遺伝子が傷つき、病気と老化が引き起こされることが原因とされています。そして人体に欠かせない酸素の一部は「活性酸素」となってしまいますが、これも遺伝子を傷つける原因の一つとされています。さらには、傷ついた遺伝子を修復する能力が低下することでも老化が進みます。

そこで傷ついた遺伝子の修復には、その材料となる核酸の補給が必要です。核酸には細胞分裂を促進し血行をよくするだけでなく、抗酸化作用もあるので活性酸素から細胞を守り老化防止や身体機能の若返りが期待できます。

美容と核酸

新陳代謝を活性化させ抗酸化作用もある核酸は、美容に効果がないはずはありません。細胞分裂が促進すると肌のターンオーバーが正常に機能し、シミのもととなるメラニン色素がスムーズに排出されシミやしわの改善が期待できます。さらに核酸には"天然のクリーム"と言われている皮脂の分泌量をコントロールする機能があり、肌のツヤと潤いを保ってくれます。

そして核酸にはダイエット効果もあるようです。核酸が新陳代謝を促進することでエネルギー燃焼効率を上げ、身体に脂肪をつきにくくします。また代謝がよくなると体中の臓器の働きが活発になり、太りにくい体質になるとも言われています。そして核酸は筋肉の形成に欠かせない物質なので、筋肉を増強して脂肪を燃焼する場合にも有効です。さらに糖質の吸収を抑える効果もあるので、普通の食事をしていても脂肪の蓄積を防いでくれます。

核酸は、美肌だけでなくダイエットにも効果的な物質です。ですが体内の核酸は20歳を過ぎると急激に減少していきますので、サプリメントなどで効率よく補いたいですね。