シミをレーザーで消すと費用はどれくらい？自宅ケアと皮膚科治療の比較

皮膚科でのシミ治療は本当に効く？費用や効果を検証！

皮膚科でのシミ治療にはどういった方法があるのでしょうか？定番のシミ治療メニューとその価格相場、効果や副作用、回数やダウンタイムなどを比較してみました。

Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーは正常な組織を損傷することなくメラニン色素を効果的に破壊し、傷跡を残さずにシミやアザの治療ができるレーザーです。老人性色素斑やそばかすには効果的ですが、肝斑に使用するとかえってシミが濃くなることがあります。費用の目安としては1㎝あたり10,000円+外用薬代です。照射時間が短く薄く小さなシミなら1回の治療で改善することがあり、治療が早く済むのがメリットです。しかし治療後1週間から10日ほどはかさぶたができるので、しばらくは少し跡が目立つかもしれません。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルはIPL（インテンス・パルス・ライト）という光を顔全体に照射することでコラーゲンの生成を促し、沈着したメラニン色素だけにダメージを与える皮膚科治療です。またフォトフェイシャルはシミに直接働きかけるだけでなく、お肌のターンオーバーを促進し、沈着したメラニン色素を自然に排出する効果もあります。フォトフェイシャルが向いているシミは老人性色素斑、炎症性色素沈着、そばかすなどの褐色のシミで、5～6回の治療が一般的です。痛みがなく治療跡が残らないのが良いところですが何回か通院する必要があり、およそ100,000～160,000円の費用がかかります。時間とお金に余裕があり、シミをじっくりと改善したい人におすすめです。

アキュチップ

アキュチップはメラニン色素に反応する波長の光を小さい範囲で照射するレーザー治療の一種で、小さなシミや薄いシミにスポット照射できるのが特徴です。アキュチップ照射後のかさぶたは薄いため、ガーゼなどで保護する必要がなく治療の当日からメイクも可能です。老人性色素斑やそばかすなどの茶色いシミやニキビ跡の赤みに効果を発揮し、1回の治療で30～50％程度シミの色調を薄くすることが可能です。シミの状態にもよりますが、2～4週間ごとに1回～数回の通院で終了する人が多いようで、費用の相場は1ショット2,500～3,000円程度です。シミ以外の皮膚に負担をかけず比較的痛みが少なく治療できますが、人によっては治療後にかゆみがでることがあります。

一方で「クリニックでレーザー治療をしたらシミが悪化した」という話もあります。体質にもよりますが治療そのものが肌にとって刺激になり、かえってシミが濃くなったり肌に赤みが残ったりする場合があるようです。このようにクリニックでのシミ治療はリスクを伴うことがあるので、まずは自宅ケアを試してみることをおすすめします。

自宅ケアでシミは消せる？費用や効果を検証！

老人性色素斑や炎症性色素沈着といった種類のシミであれば、自宅ケアで対策することができます。シミを消すためにできる自宅ケアは、一に紫外線対策、二に美白化粧品、三に食事・サプリメントです。

紫外線対策には日焼け止めが不可欠。日常の買い物でも気を抜かず2～3時間ごとに塗り直すのがコツです。そして毎日のお肌のお手入れには美白化粧品を取り入れましょう。中でもビタミンC誘導体配合のものがおすすめです。また食事では不足しがちなL-システインやビタミンCをサプリメントで補うのも効果的です。

そして普段使っている化粧水や乳液などを美白コスメに変えるだけなら、簡単にシミ対策ができます。お手頃な化粧水なら1,000ぐらいからありますが、だいたい130mlで4,000～5,000円程度の美白化粧水が人気のようです。サプリメントの相場はおよそ1ヶ月で3,000～10,000円程度です。効果が表れるまでに1～3ヶ月はかかるので気長に続ける覚悟が必要ですが、自宅ケアは手軽にできるのがメリットです。